
断面性能照査は、鉄道構造物等設計標準・同解説(コンクリート構造物)平成16年4月に基づき, 鉄筋コンクリート(RC) 及び 鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)の照査を行うオンライン性能照査ソフトウェアです。
断面性能照査の使い方を解説していきます。
1. 画面構成と各部の働き
1. デフォルト状態

上部タブには4つのボタンがあります。
①ファイルを開く/保存、新規作成、ピックアップファイルを開く
新規作成や、既存のファイルを開くことができます。
②マニュアル
操作方法のマニュアルを見ることができます。
③ユーザーログイン
ログインボタンです。
④言語選択(English、日本語)
言語を英語と日本語の2種類から選択できます。
2. 新規作成画面

デフォルト状態では、最初に「基本データ」、「部材・断面」、「断面力」の入力ができます。
「部材・断面」に情報を入力することで左側の項目がが入力可能になり、「鉄筋配置」~「安全係数・材料強度」の入力をすることができます。
3. ピックアップファイルを開く

「ファイルを開く」では、編集中のファイルを開くだけではなく、「ピックアップファイルを開く」を行うことで、他ソフトから出力された情報と連携することができます。
ピックアップファイルからファイルを作成した場合は、「断面力」の入力項目が「算出点」という入力項目に置き換わります。
4. 入力欄の構成

上部のタブで表示する種別を選択することができます。種別は「部材・断面」の部材名の項目で記入したものが反映されます。
画面中央が入力欄です。
5. 計算・印刷

「計算・印刷」では入力データをもとに計算された照査の結果や計算条件を任意の媒体に印刷することができます。
印刷したい項目を選択して印刷することができます。
2. 操作説明
1. 基本データ

適用、仕様、設計条件の任意の項目を選択する
2. 部材・断面

部材名称、断面形状、及び断面寸法を入力します。グループに対して部材名は共通です。グループNoを入力すると既に同じグループNoが入力されていればその部材名が適用されます。部材名を変更すると同じグループの部材名が連動して変更されます。
断面形状は右側の表を参照し、対応する数字を入力すると形状名が表示されます。断面寸法は幅や高さを入力します。以下断面形状に対する寸法入力方法です。




3. 断面力

算出点を入力し、対象項目に断面力を入力します。入力した数値は下の項目まで反映されるので、異なる数値の箇所のみ入力すればよいです。
4. 鉄筋配置

鉄筋配置に関する数値を入力します。入力した数値は下の項目まで反映されるので、異なる数値の箇所のみ入力すればよいです。タブの用語の意味は図を参考にしてください。
5. 計算・印刷

印刷したい項目を選択し、計算印刷を押します。